土用のウナギには納得いかない

スポンサーリンク

土用の丑の日に食べると夏バテにならないと言われるウナギ。あのウナギの価格には納得いかない。

旬の脂ののったウナギならまだ納得出来る。でも、ウナギの旬は冬眠に入る前に食い溜めして丸々太る10月~12月。土用のウナギは、冬眠から目覚めてガリガリに痩せた、まだ脂がのっていないっていない状態なのだ。

たとえ養殖であっても、水温や日照時間などで本能的に季節を感じて食事量が変化して、味に差ができるだろう。

まずい状態のウナギの価格が、この日は高騰する。供給に対して需要が多いので価格が高騰するのは理解しているが、売れ残って半額のシールが貼られているのを見ると、過剰供給なのではないだろうか。大量に廃棄しても利益が出る価格設定なのだ。過剰供給で価格高騰は、なおさら納得いかない。この価格設定に納得して、この時期のウナギを有り難がる人があまりに多いということだが。

この時期にウナギが売れなくなったウナギ屋に相談された平賀源内が、土用の丑の日に『う』のつく物を食べると夏バテ防止に良いとされる風習から、ウナギ屋に「土用の丑の日」と書いた張り紙をさせたという説がある。250年ほど前の日本人が、旬から外れた栄養価の低いこの時期のウナギを敬遠していたのは当然のことだ。

ここで土用の丑の日について考えなければならないことは、ウナギの価格高騰を抑える方法、『う』のつく物を食べると夏バテ防止になるのか、夏バテ防止効果の高い食べ物は何か、ということだろうか。

ウナギの価格高騰を抑えるにはどうすれば良いのか。やはり、我々日本人がしっかりと物事の本質を見抜くことだろう。ウナギの価格だけではなく、例えば、節分の恵方巻きも、バレンタインディのチョコレートも、寿司屋や製菓会社が売り上げアップのために各イベントに乗っかっただけで、なにも意味がない。この3つのイベントは古い順に、ウナギ屋→→→→製菓会社→寿司屋という順になるので、ウナギ屋商法とでも名付けよう。意味の無い事に無理矢理意味を付けるウナギ屋商法に踊らされず、物事の本質を見極めれば、土用の丑の日にウナギを食べる風習自体がなくなるだろう。

『う』のつく食べ物はどうだろうか?思い付く物を挙げていくと、うし、うま、うさぎ、うり、うまづらはぎ、うるめいわし、うなぎ、うずら、うぐいす、うに、うど、うみうし、うみぶどう、うめ、うどん、ういろう、などが思い付く。これら全てをここで検証するわけにはいかないので、何を食べるとよさそうか考えてみよう。脂分の多い肉類は暑いときに沢山食べるのはキツい。あっさりとしたものが良い。そうなると、冷たいうどんに、梅干しと鶉卵と海ぶどうをのせるのはどうだろうか。冷たいうどんであれば食べ易いし、梅干しの塩分やビタミンと、海ぶどうのミネラルで熱中症予防になる。ただ、これじゃタンパク質は少し足りないな。

最後に、単純に夏バテ防止に効果のある食べ物だが、ここで考えるより専門家が考えたレシピを参考にしてもらうのが良いだろう。検索サイトで自分に合ったレシピを探して欲しい。 

暑い日が続いているので、夏バテだけでなく、熱中症には十分に注意してもらえればと思う。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です