手入れ4連発

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今日もいつも通り野球部は練習。練習中に、4年生の子がグラブのレースが切れたので直して欲しいと言ってきた。

切れていたのは芯とじ紐で、同じ色のレースの持ち合わせがあったので、豆カンナでレースを1.5mmほどに挽き、交換してあげた。

それを見て、5年生の子がキャッチャーミットにこびり付いた泥汚れを取って欲しいと持ってきた。ミットを貰った時から、泥がこびりついていて自分では落とせないとのこと。仕方ないので、ローリングスのストロングメンテナンスクリーナーで汚れ落とし。

このクリーナーを歯ブラシに付けて少しずつ汚れた個所を擦ると、汚れが浮き上がってくるのでウエスで拭き取る。それを繰り返して汚れが落ちたら、後はトリートメントオイルで仕上げ。使うのはローリングスの濃革トリートメントオイル。

これは各社から出ているグラブオイルより革に浸透しやすい。

塗った後、しばらく放置して浸透しきらなかったトリートメントオイルを拭き取り、豚毛ブラシ、馬毛ブラシ、ムートンで磨いて完成。

画像:キャッチャーミットの泥汚れ
キャッチャーミットの泥汚れ

平裏は爽香守の裏革コンディショナーで劣化対策。

続いて、なかなかポケットが出来ないオトンが部に寄付した貰い物のファーストミット。これは練習が終わり帰ってから分解することに。

分解して分かったのが、革が薄いからかフェルトの緩衝材が入っていて、それがポケット部に干渉して邪魔をしている。

画像:ファーストミットの緩衝材
ファーストミットの緩衝材

緩衝材は指袋とともに縫われているので、ポケットに干渉している部分をカット。

画像:ファーストミットの緩衝材をカット
ファーストミットの緩衝材をカット

赤い斜線の部分をカットすれば指袋の縫製を避けてポケットを作ることができる。

画像:ファーストミットの緩衝材カット後
ファーストミットの緩衝材のカット後

これはなかなかの大手術。ストロングオイルを塗り、磨いて仕上げる。

平裏は合皮なので爽香守の消臭デオドラントを吹いて消臭だけしておいた。

最後にしばらくチェックしていなかったオンのグラブ。染み出したアタッチメントグリスに泥がこびり付いている。レザーローションで汚れを落としたいところだがグリスに粘度がありなかなか落ちないので、キャッチャーミットと同じコース。

画像:オンの汚れたグラブ
オンの汚れたグラブ

仕上げは、スクワランオイルとカラーグラブオイル調合したオトン特性のオイルを塗って磨いて完了。いつも平裏の手入れにはニベアを使っているので、今回は爽香守のデオドラントと裏革コンディショナーで手入れ。日に焼けて銀面の色が飛んで白っぽくなってきている。オンにはもっときちんと手入れをさせなければいけないな。

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